2008年2月10日日曜日

住宅ローン共同開発 横浜銀など地銀7行

横浜銀行や千葉銀行など地銀7行は、住宅ローン商品を共同で開発することで合意した。住宅ローン市場への参入を表明しているゆうちょ銀行への対抗が狙いで、第1弾として2008年度上期をめどに女性専用住宅ローンを開発し取り扱いを始める。

第1弾商品は対象を女性に限定。外部専門会社と提携し、家事代行や育児サービス、乳がん検診、宿泊施設の優待といった特典を付け、女性の利用増を目指す。

続いて、子供や高齢者がいる家庭を対象に、健康相談サービスや旅行などの特典をつけた「家族向け住宅ローン」(仮称)や、環境配慮型住宅などを対象としローン残高の一定割合を社会貢献団体に寄付する「社会貢献サポートローン」(仮称)などを共同で開発する計画だ。

ゆうちょ銀は住宅ローンを含む新規業務の認可を申請中。認可が得られれば、年内にまず東京、大阪、名古屋の3大都市圏の直営店50店程度で、スルガ銀行(静岡)の住宅ローン商品を代理販売する予定だ。同商品は従来、民間金融機関が融資に慎重姿勢を示していた独身女性などが対象。地銀各行はゆうちょ銀の攻勢に危機感を強めている。