2008年3月3日月曜日

日経平均が600円超の大幅安、円急伸で来期業績見通しに暗雲

急速な円高が株式市場に打撃を与えた。3日の東京株式市場で日経平均は600円を超す下げ幅を記録し、心理的な節目の1万3000円を割り込んだ。足元の円高、原燃料高が続けば国内企業の収益悪化が懸念される。

 来期業績は一転減益になるとの見方も浮上、投資家心理を冷え込ませている。業種別にみても、鉄鋼業が値下がりトップになるなど減益観測には敏感になっている。

 週明けの東京外為市場では早朝からドル資産離れによる円買いが活発化し、ドル/円は2005年1月以来、約3年ぶりに102円台の円高水準となった。