2008年3月10日月曜日

新銀行東京 「つぶすのが最善」

新銀行東京は平成17年4月の開業後、企業の財務データをコンピューターに入力して自動的に融資の可否を決定する「スコアリングモデル」と呼ばれる手法で、中小企業向け無担保・無保証融資を拡大してきたが、これが焦げ付き多発の大きな原因の一つになったと関係者は指摘している。

 新銀行はスコアリングモデルによる融資を推し進めた結果、融資が大量に焦げ付き、19年9月末には不良債権比率が10%超に膨れ上がった。資本金の約8割が食いつぶされた形で、追加出資が必要な事態に陥っている。