2008年3月10日月曜日

金・銀連動の投信 解禁へ

東京証券取引所は7日、金や銀など商品の相場に連動して値動きする上場投資信託(ETF)の上場を認める制度を導入した。商品市場は、世界的な株価低迷の影響で取引が活発になっている。投信会社などがETFを上場すれば、個人投資家も証券会社の窓口で参加できるようになる。

 米国の業者が、ニューヨーク証券取引所に上場している金のETF上場を近く東証に申請する計画で、今春のうちに上場する見通しだ。

 商品ETFの導入は、多様な投資商品を扱う「総合取引所化」の一環でもある。海外では多いが、国内では大阪証券取引所に2007年に上場した金価格ETFの1例しかない。東証は、東京工業品取引所とも、貴金属相場などに連動するETFの研究開発を進めている。