2007年12月5日水曜日

三井住友銀が東海地区に攻勢

三井住友銀行は愛知、岐阜、静岡3県の東海地区に攻勢をかける構えだ。4日、第二地方銀行の名古屋銀行と現金自動預払機(ATM)を相互開放すると発表したほか、2010年3月末までに、同地区の店舗を倍増する計画を打ち出している。経済の好調な同地区での収益基盤の拡大が狙い。ただ、同地区は東海銀行を前身の一つとする三菱東京UFJ銀行が強固な地盤を築いており、今後、東海3県を舞台に、三井住友、三菱東京UFJ両行の熱い闘いが繰り広げられそうだ。

 三井住友銀と名古屋銀のATM相互開放は10日にスタートする。両行のキャッシュカードを保有する顧客が双方の本支店などに設置されているATMを平日昼間に利用する際の手数料を無料にする。対象ATMは名古屋銀が愛知県を中心とする東海地区約200カ所の450台。三井住友銀が全国約2500カ所の約7500台に上る。