2007年12月23日日曜日

銀行の保険販売、全面解禁

銀行による保険商品の販売が22日、全面的に解禁され、大手銀行などは早速、支店などの窓口で販売を始めた。米サブプライム住宅ローン問題の影響などで業績が低迷する中、各行とも新たな収益源の柱として期待している。

 三井住友銀行は、毎月保険料を支払う平準払いの死亡保険やがん保険などを86店舗で販売する計画。このうち、土曜も営業する東京・渋谷の渋谷駅前支店では販売開始を宣伝するのぼりやポスターが飾られ、行員が来店客にチラシを配った。

 同行コンサルティング事業部の奥敦之部長は「この日のために保険販売の経験者などを250人採用し、客のニーズを踏まえてシンプルで分かりやすい商品をそろえた」と自信を見せる。

 解禁に合わせ、りそな銀行は船橋支店(千葉県船橋市)で顧客向けセミナーを実施。みずほ銀行も休日営業の店舗で販売を始めた。三菱東京UFJ銀行は3連休中の販売を行わず、休み明けの25日から取り扱いを始める。