2007年12月8日土曜日

消費者金融シンキが新生銀の子会社に

新生銀行系列の消費者金融シンキは6日、既存株主を対象に募集した増資に約80億円の申し込みがあったと発表した。うち約76億円は新生銀で、新生銀のシンキ株の保有比率は36・4%から67・7%に高まり、連結子会社となる。今後は新生銀の支援を受け経営再建を目指す。

 シンキは最大で210億円の資金調達を目指していたが、新生銀以外の応募が4億円しかなく、当初見込みを大きく下回る結果となった。貸金業規制の強化で業績が悪化し、2007年9月中間連結決算で純損失203億円を計上している。