2008年1月22日火曜日

「日本株離れ」加速 内需・外需、共倒れ懸念

日本経済の減速懸念の高まりが株式市場に暗い影を落としている。米景気後退や円高進行により、輸出関連企業の業績見通しが悪化。一方で、原油高、住宅投資の落ち込みに、個人消費の伸び悩みが重なり、景況感は急速に悪化しつつある。内需、外需共倒れの懸念が高まるなか、日本の株式市場は、外国人を中心とした投資家の「日本株離れ」が加速する悪循環から抜け出せないでいる。

 株価が急落している背景には、日本経済を牽引(けんいん)している自動車、電機、精密機械など輸出関連企業の業績が、主要市場である米国景気の後退に伴い、悪化懸念が高まってきたためだ。