2008年1月31日木曜日

住友信託45%減益、サブプラ損失299億円

住友信託銀行は2007年4〜12月期連結決算を公表し、この中で米国のサブプライム(高金利型)住宅ローン関連の損失が299億円と、9月中間期の90億円から3倍以上に拡大したことを明らかにした。この結果、連結最終利益は538億4800万円と、前年同期比45・3%もの大幅減益。通期のサブプライム損失も当初予想の倍以上の400億円に膨らむ見通しだ。

 住友信託は9月中間決算の発表時点で、下期のサブプライム問題に起因する損失を100億円と見込んでいた。しかし、金融市場の混乱で証券化商品の価格が大幅に下落し、予想を上回る損失が発生した。金融保証会社(モノライン)に関連する投融資の含み損は8億円だった。