2008年1月31日木曜日

みずほ、サブライム損失最大3000億円も

みずほフィナンシャルグループの米サブプライム(高金利型)住宅ローン関連の損失が、2008年3月期連結決算で昨年9月末に予想した1700億円から最大3000億円程度に拡大する可能性があることが明らかになった。

 金融市場の混乱が長期化、関連する金融商品の価格下落に歯止めがかからず、傘下のみずほ証券を中心に損失が膨らむ。

 みずほ証券は目減りする自己資本を充実するため1500億円の第三者割当増資を実施し、5月に新光証券との合併を目指しているが、追加的な増資の検討に入った。

 三井住友フィナンシャルグループは29日、07年4〜12月期連結決算を発表し、米サブプライム住宅ローン問題に関連した損失を990億円計上。当初予想は870億円だった。

 三菱UFJフィナンシャル・グループの損失も40億円から500億円規模に膨らむ見込みで、大手銀行グループを中心に邦銀への影響が広がっている。