2007年11月16日金曜日

S&P500種、13%超上昇の可能性

ゴールドマン・サックスのチーフ投資ストラテジストであるアビー・コーエン氏は14日、S&P総合500種指数は来夏までに13%超上昇する可能性があるとの見通しを明らかにした。

 同氏は北京の清華大学で行われたフォーラムで、S&P総合500種指数は来夏までに1680に上昇する可能性があると指摘。現在の適正水準は1600であると述べた。同指数の13日終値は1481.05だった。

 コーエン氏はまた、アウトパフォームすることが予想されるセクターとして、ハイテク、エネルギー、一部金融サービスなどを挙げた。

 米経済については、リセッション(景気後退)を回避できる可能性が高いとし、成長率は短期的に2%程度まで低下する見通しだが、労働生産性や株主資本利益率(ROE)は欧州、日本を上回っていることから、長期的な見通しは良好だとの見方を示した。