2007年11月21日水曜日

三井住友FG最終益30%減

三井住友フィナンシャルグループ(FG)が19日発表した2007年9月中間連結決算によると、最終利益は前年同期比30%減の1705億円となった。米サブプライム(高金利型)住宅ローンに関連した損失を320億円計上したのに加え、7月に出資したクレジットカード大手のオーエムシー(OMC)カードの株価下落で440億円の減損処理を実施したことが響いた。

 サブプライムローン関連の損失は通期では870億円に上る見通し。国内金融機関の関連損失の判明分では、みずほフィナンシャルグループの約1700億円、野村ホールディングスの1460億円に続き、3番目の規模となる。北山禎介社長はこの日の会見で、通期の業績への影響について「(損失は)債券取引など市場部門の収益で吸収できる」と説明した。