2007年11月22日木曜日

サブプラ影響で利益半減

大手銀行6グループの2007年9月中間連結決算が21日出そろった。米国のサブプライム(高金利型)住宅ローン関連の損失が相次いで発生したことなどから全グループが大幅な最終減益となった。合計の最終利益は前年同期比45・3%減の9478億円で、中間期として過去最高だった前年同期に比べ半分の水準に落ち込んだ。消費者金融など各グループのノンバンクの業績不振も足を引っ張り、業績に急ブレーキがかかった。

 サブプライム関連の損失は、みずほフィナンシャルグループの700億円を筆頭に、6グループで合計1150億円に達した。6グループ以外にも新生銀行が190億円、あおぞら銀行も58億円の損失を計上した。

 ただ、本業のもうけを示す実質業務純益は比較的堅調に推移。利ざやの改善や投資信託などの販売手数料が伸びたことなどから、6グループ合計で前年同期比2・5%増の1兆6372億円となった。